日帰りで富士登山に挑戦しよう

ご来光を見るために山小屋に宿泊して、1泊2日で登る人が多い富士山ですが、登山に慣れている人であれば日帰りで登ることもできます。
今年こそは富士山に登りたいけど時間が作れない、都合がつかないという場合は日帰り登山に挑戦してみてはいかがでしょうか。
早朝に登り始めて午前中か遅くともお昼ごろに登頂できれば、日没までに下山するスケジュールが立てられます。
ただし、富士山頂で日の出を見るために休息を取らず、夜通し登る「弾丸登山」はやめましょう。
夜の登山道は暗く分岐などを見過ごしやすいだけでなく、疲労や睡眠不足で体調を崩すリスクが高まり危険です。
体力や経験を考慮し、余裕のある登山計画で富士登山を楽しみましょう。
また、普段登山をしない方や小学生など小さな子供が日帰りで登頂を目指すのは難しいかもしれません。
日帰り登山はあくまで山歩きに自信がある人向けですので、登山に自信はないけど富士登山気分を味わいたいという方は、吉田口五合目の御中道や奥庭をハイキングしてみてはいかがでしょうか。
登山道らしい砂利道のトレッキングコースですが、平坦で道幅も広いため初心者や小さな子供でも歩きやすく、コース脇に自生する富士山ならではの高山植物を楽しむこともでき、また天気が良い日には眼下に富士五湖や南アルプスを一望することができます。
2024年富士山の登下山道で入山規制

山梨県側の吉田ルートでは、16:00~翌日3:00まで登山道の入口ゲートを閉鎖し、山小屋宿泊者等以外は夜間者の通行規制を実施します。
また、1日の登山者が4,000人に達した際にも規制がかかりますのでご注意ください。
登山道の通行料の徴収等も実施されますので、富士登山を計画されている方は「富士登山オフィシャルサイト」や両県のホームページなどで詳細を確認することをおすすめします。
「富士登山オフィシャルサイト」2024年の対応についてはこちらから→
日帰り登山におすすめのルートはどこ?

日帰りの富士登山におすすめなのは「吉田ルート」。
登山道が整備されているため4つのルートの中でも登りやすく、休憩に立ち寄れる山小屋が多いのもポイントのひとつです。
吉田ルートの登りの標準時間は約6~7時間、休憩を挟みながら登ると7時間~8時間かかります。
下りも4~5時間はかかりますので、登頂を目指す場合は12時間以上かかると考えましょう。
もしどうしても頂上まで行くことが難しそうな場合は、本八合目付近で下山ルートと接しているので無理せず途中で引き返しましょう。
富士登山の服装や登るときの注意点は?

まず服装は重ね着が基本です。
富士山は標高が高くなるにつれて気温が下がっていきますので脱ぎ着しやすい服装で調節しましょう。
また、日帰り登山の場合は日中の日差しで汗をかきやすいため、体を冷やさないように替えの肌着も用意し、こまめに着替えるようにしましょう。
装備もしっかりと整える必要があります。
トレッキングシューズやザック、雨具はもちろん、帽子やサングラスなど日焼け対策に加え、日中でもライトは必携です。下山時に暗くなる可能性を考慮しましょう。
また、十分な休憩をとらずに登ると体が標高差に順応できず高山病になるリスクが高まります。
吉田ルートは山小屋や救護所が多くありますので、適度に休憩しながら自分のペースで登頂を目指しましょう。
富士山麓の人気日帰り温泉「富士眺望の湯ゆらり」

名前の通り富士山の眺望が美しいお風呂をはじめバラエティに富んだ16種類のお風呂が楽しめるほか、食事処やボディマッサージなどのサービスも充実しています。
お湯は富士山の地下1000mから湧き出す天然温泉で、弱アルカリ性なのでお風呂上がりは肌がしっとりもっちりします。
富士山が見えるお風呂や貸切風呂を満喫できる

雄大な富士山を一望することができる絶景の露天風呂です。
その他にも、富士山麓ならではの溶岩洞窟を模した神秘的な洞窟風呂やアロマテラピー効果で心身ともにくつろげる香り風呂、デトックス効果のある炭酸泉など様々なお風呂が楽しめます。
また、隣接する宿泊施設「富士緑の休暇村」に宿泊すれば、貸切風呂を利用することができます。
桧風呂やかまど風呂、炭風呂などユニークなお風呂ばかりで、内風呂ですが窓から富士山を眺めることができますので、家族のプライベートな利用にピッタリです。
個室でのんびり地元料理を味わえるお食事処「お狩場」

山梨の郷土料理「ほうとう鍋」をいただけますよ。
お狩場には、ミニSLが料理を運んできてくれる、子供が喜ぶこと間違いなしのサービスもありますのでぜひ利用してみましょう。
富士眺望の湯ゆらり
- URL:https://www.fuji-yurari.jp/
- 住所:山梨県南都留郡鳴沢村8532-5
- TEL:0555-85-3126
- 料金:大人平日1,400円、土日祝日1,700円/子ども平日750円、土日祝800円
- 営業時間:平日10:00〜21:00(土日祝は22:00まで)
- 定休日:無休
- 駐車場:無料、約130台
- アクセス:
- 【車】中央自動車道河口湖ICから車で約10分
- 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅より無料送迎バスあり
冬は富士山周辺観光!日帰りドライブを楽しもう

富士山周辺には観光スポットが多く、登山シーズン以外にも十分楽しむことができますよ。
今回は世界遺産富士山の構成資産を巡るおすすめドライブコースをご紹介します。
まずは東富士五湖道路山中湖ICから5分ほどの場所にある忍野八海に立ち寄りましょう。
忍野八海は富士山の伏流水を水源とする8つの湧水池のことで、かつて富士登山に行く前の禊の場になっていたというパワースポットです。
富士山の雪解け水がわき出した透明度の高い池は、神秘的な魅力がありますよ。
1時間ほどで8つの池すべてを巡ることができるほか、周辺にはお土産や食事処も充実しています。
冬は冠雪した雪帽子の富士山がきれいに見えるほか、雪化粧した美しい日本の原風景を堪能することができますよ。

こちらも忍野八海と同じ構成資産の一つで、1900年以上の歴史がある神社で、本殿をはじめ境内にある11の建物が国の重要文化財に指定されています。
杉林に囲まれた参道の先にある荘厳な「富士山大鳥居」は思わず息をのんでしまうほどの大きさで、拝殿の装飾も見事です。
富士山の歴史を感じることができるスポットですよ。
また、北口本宮冨士浅間神社は、麓から登れる唯一の登山道である吉田口登山道の起点となっており、毎年6月30日の富士山開山前夜祭では登山者と登山道関係者の安全を祈願する式典が執り行われる神社でもあります。
日帰り観光ならバスツアーもおすすめ

観光ツアーはもちろん、富士登山の日帰りプランもたくさんあり、東京や横浜、名古屋などから多く出ています。
ツアーに参加すればおすすめや穴場の観光スポットに連れて行ってもらえるだけでなく、旅行代金もリーズナブルに楽しめます。
行き帰りの心配もないので、疲れを気にせず思い切り観光を満喫することができますよ。
当日参加できる現地ツアーもたくさん

富士山周辺には様々な体験型ツアーがあり、手つかずの自然が残る青木ヶ原樹海を散策したり、富士山麓ならではの溶岩洞窟を探検するツアーや、世界遺産富士山の構成資産を巡るツアーなど、好みにあった体験ができます。
現地でツアーに参加するなら富士観光トラベルがおすすめ。
河口湖駅前にあるので、到着してすぐにさまざまなアクティビティメニューが利用できます。
周辺の観光案内や、各施設の割引券も豊富に揃っていますので、河口湖駅に着いたらお気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
富士山周辺で冬レジャーを楽しむ「ふじてんシャトルバスツアー」

富士山の自然の地形を生かし、初心者から上級者まで楽しめるバラエティ豊かなコースが揃っている「ふじてんスノーリゾート」が人気です。
レンタルも充実しているため、手ぶらでスキーやスノーボードを楽しむことができますよ。
河口湖駅前から出発する「ふじてんシャトルバス」や「往復送迎タクシープラン」なら河口湖駅からのアクセスも便利です。
富士観光トラベル
- URL:https://www.fujikanko-travel.jp/jp
- 住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津3644-1
- TEL:0555-73-1391
- 駐車場:なし
- アクセス:
- 【車】中央自動車道河口湖ICから車で約5分
- 【公共交通機関】富士急行線河口湖駅より徒歩3分